Google Earthの地理空間表示言語KMLがOGC標準に
2008/04/15
空間データの世界標準・相互運用を目指した国際コンソーシアムOpen Geospatial Consortium(OGC)は米国時間の4月14日、KML(Keyhole Markup Language)をOGC標準とする「OpenGIS KML(OGC KML) Encoding Standard」の承認を発表した。
KMLは、Google EarthやGoogleマップにおいて地理的特徴を表示するポイントや線、イメージ、ポリゴンなどの記述に用いられているXML文法およびXMLファイル形式である。GoogleとGaldos Systemsがオンラインマップや地図ソフトにおける表示言語の標準確立を目的に、KMLバージョン2.2をOGCの標準検討プロセスに提出していた。
OpenGIS KML 2.2 Encoding Standardは、KML 2.2のモデルおよび言語を形式化したもので、KML 2.2ジオメトリエンコーディングおよび補間モデル、アプリケーション・プロファイルをサポートする拡張モデル、適合要件およびテストケースなどが定義されている。KML 2.2ファイルや対応ツールとの互換性もある。OGC標準のWebサイトから入手可能だ。
GoogleのKML Product ManagerであるMichael Weiss-Malik氏は、「国際標準団体であるOGCが標準化プロセスの完了を発表したことで、今日よりKMLはGoogleのコントロールから離れる。KMLはOGC標準となり、今後OGCが管理と拡張の責任を負う。この所有権の移行は、Googleのオープンスタンダード・サポート、そして情報をコントロールするのではなく、伝播していく姿勢を反映したものだ」と述べる。
同氏はまた、「KMLの標準化によって、あらゆるユーザーがオープン形式で地理情報をパブリッシュし共有できるようになる。ただし、これは全てのWebブラウザでWebページを表示できるようにするWebブラウザにおけるHTMLサポートの標準化とは異なるものだ」と説明する。ソフトウエアやサービスのOGC KML対応が今後の課題の1つとなるが、ネットユーザーによってカスタマイズされた地図をネット上で幅広く利用できるようにする方向へ業界全体が進みつつあるようだ。例えばMicrosoftが4月10日に提供開始した地図サービス「Windows Live Maps」の最新版では、KML形式のインポート/エクスポートがサポートされている。
関連記事
- 「Google Earth Outreach」発表 - 非営利・公益組織の活動を支援[2007/6/27]
この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます
ヘッドライン
- ミニブログ使用中は1割程度、半数は内容を認知 - 電通総研調べ[07:00 3/19]ネットの今
- iPhoneで手軽に投稿! pick用クライアント『pick App』 - ネイバージャパン[17:17 3/18]Webサービス
- 米Amazon、Mac用電子ブックソフト『Kindle for Mac』無償公開[15:22 3/18]ECサイト
- 【レポート】もっとも身近なクラウドサービス『Google Apps』を使ったサーバ活用術[07:00 3/18]ホスティング
- キヤノン、新gTLD「.canon」取得へ - グローバル展開に有効活用[07:00 3/17]ネットマーケティング
- 【コラム】シリコンバレー101 第358回 「iPad」でソフトウエアの"20%ルール"が変わる!?[07:00 3/17]ネットの今
- "子ども手当"の事務作業Excelテンプレ、自治体に無償配布 - マイクロソフト[19:50 3/16]Webサービス
- グーグル、Web検索に「Google ブックス」統合 - 書籍検索も可能に[17:16 3/16]Webサービス
- Twitterを活用したい企業のために──『Twitter 101』日本語版公開[16:29 3/16]Webサービス
- 【レポート】Googleと開発者、新たな情報共有コミュニティを - DevFest 2010 Japan[07:00 3/16]ネットの今






