富士通、ノートPC用のHDDセキュリティ技術を開発
2009/01/28
富士通と富士通研究所は、富士通がプロモーターとして参加しているTCG(Trusted Computing Group)のストレージセキュリティの新仕様「Opal Security Subsystem Class (以下、Opal SSC) 」に対応した、暗号化機能搭載2.5型ハードディスクドライブ(以下、HDD) のセキュリティ技術を開発したと発表した。
TCGは、信頼できるコンピュータプラットフォームを構築するための、ハードウェア、ソフトウェアの業界標準仕様の策定、普及を目的とした団体。富士通が開発した技術を利用したHDDでは、アプリケーションソフトと組み合わせることで、PC起動時にユーザ認証をよりセキュアに行う機能である「プリブート認証」や、HDD内のディスク領域を、いくつかのセキュアな領域に分割し、利用する技術「セキュアパーティション」などが可能になるという。
プリブート認証では、WindowsなどのOSの起動前に生体認証を行うことや、ICカードなどの認証手段の適用が可能となり、一方のセキュアパーティションでは、異なる領域にコンテンツデータとそのライセンス情報を別々に記録・保護するなど、記録する情報の特性に合わせてディスク領域を使い分けることができるようになるという。この技術を搭載したHDDの量産化やPCへの搭載計画などは、今のところ未定だという。
ノートPC用の2.5型HDDでは、昨年11月に日立グローバルストレージテクノロジーズ が、データ保全機能である "Bulk Data Encryption" 機能をオプション機能として搭載する「Travelstar 5K500.B」を発表しており、発表時、TCGの新セキュリティ仕様に適合する見込みである旨をアナウンスしている。
なお、富士通ではHDDの事業を総合的に見直しており、今年の年3月31日をもってHDD用ヘッド事業から撤退することを発表している。
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