IBMら3社、クラウド環境で「はやぶさ」の1,678万画素のプラネタリウム映像制作を実現
2009/02/17
ライブ、オークおよび日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は2月17日、1,678万画素(4,096ピクセル×4,096ピクセル)、フルHDTVの8倍の解像度であるプラネタリウム向け映像「HAYABUSA 〜BACK TO THE EARTH〜」の制作において、大規模かつ高精細なデジタル画像のレンダリング(描画)をクラウドコンピューティング環境で実現できることを実証し、その検証作業が完了したと発表した。
「HAYABUSA 〜BACK TO THE EARTH〜」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ」が火星と木星の公転軌道の間にある小惑星イトカワから岩石のサンプルを採取して地球に戻ってくるプロジェクト(帰還予定:2010年6月)を、CGにより描いた43分間の全天プラネタリウム用映像。その制作は「はやぶさ大型映像制作委員会」が2008年3月から開始しており、2009年3月末に完成の予定。
同映像は、1秒当たり30枚の画像、43分間で7万7,400枚の画像を表示して動画を構成している。1枚の画像は背景、小惑星イトカワ、はやぶさ、地球などが個別に描かれた「レイヤ」を重ね合わせることで作成されている。レイヤはフルHDTVの8倍の画素数である1,678万画素であり、1枚の描画につき、3GHzのクアッドコアCPUが2個搭載されたPC1台で平均1分、最大で30分かかるという。
3社は、このような構成のレイヤ4万枚の描画処理を、IBMのオンデマンド・リソースサービス「IBM Computing on Demand」を用いて平均約4秒の速さで処理することができた。同検証に用いられた環境は、動作周波数3.0GHzの56個のCPUコアをベースに、日本IBMのクラウド・コンピューティング・センター内に設置したブレードサーバ「IBM BladeCenter HS21」14台に、「Windows Compute Cluster Server 2003」と描画用アプリケーション「V-Ray for 3ds Max」を導入したもの。
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