.NETでiPhoneアプリ開発を可能にするNovell「MonoTouch」
2009/09/15
|
米Novellは9月14日(現地時間)、iPhoneアプリの開発を.NETやC#を使って行うことを可能にする開発環境「MonoTouch 1.0」を発表した。MonoTouchはNovellが支援するオープンソースプロジェクトのMono Projectをベースにしており、これまでiPhone開発に必要だったCやObjective-Cを使用せずとも.NETと同フレームワーク上で動作するC#や各種言語での開発が可能になる。
SDK公開から1年半ほどで急速に盛り上がりつつあるiPhoneやiPod touch向けのアプリ市場だが、その理由は手軽に入手できる開発環境とApp Storeの存在にある。ゲームなどのホビー市場だけでなく、ビジネス市場向けアプリケーションや自社のオンラインサービスを専用アプリとして提供するサービスプロバイダも増えており、コンシューマ/ビジネスの両面で利用が広がりつつあるというが業界の認識だ。だが一方でAppleは開発環境の利用に制限を加えており、iPhone上にさらにフレームワークを構築する仕組み、例えばJust-In-Time (JIT)コンパイラやスクリプトエンジンの実装を許していない。これは結果として、同社が提供するCやObjective-Cといった開発言語とiPhone SDKを組み合わせた開発しか行えないことになる。
MonoTouchはオープンソースの.NET実行環境「Mono」をベースに開発されたツール環境で、.NET Frameworkに加え、C#など同フレームワーク上で動作する開発環境各種を組み合わせ、使い慣れた環境でiPhoneアプリの開発を可能にする。MonoTouchは.NET Frameworkを使って作成されたアプリケーションをiPhone SDKに準拠したネイティブコードに変換するため、上記で説明したような制限を回避できるとNovellでは説明する。
MonoTouchにはPersonal EditionとEnterprise Editionの2種類が用意され、Enterprise Editionは開発者1名あたりの1年サブスクリプションが999ドル、開発者5人を対象とした同時使用ライセンスパックが3,999ドルとなっている。Personal Editionは開発者1名あたり1年サブスクリプションで399ドルとなる。なお、Enterprise Editionにはメンテナンスとアップデートサービスが含まれる。詳細はNovellストアを参照のこと。
関連記事
- 【ハウツー】jQuery on iPhone - jQTouchを使ったWebアプリ開発[2009/9/8]
- 【ハウツー】Monoで.NETアプリケーションを動かしてみよう[2009/5/18]
- 【コラム】実践! iPhoneアプリ開発 第1回 カメラアプリの作り方(1) - イメージピッカーのためのアクションシートを作る[2009/1/26]
- 【特集】iPhoneアプリケーション開発入門[2008/12/24]
関連サイト
ヘッドライン
- 【ハウツー】ロギングライブラリ「NLog」で簡単ログ出力[08:00 3/19]プログラミング
- 【コラム】コンピュータアーキテクチャの話 第181回 プロセサの性能向上のネックの1つ「ロード命令」[06:00 3/19]エレクトロニクス
- TI、SATA用3Gbpsリドライバ製品を発表[04:00 3/19]エレクトロニクス
- Xilinx、産業用イメージング システム向けTDPを発表[04:00 3/19]エレクトロニクス
- 三菱電機、太陽光発電向けパワコン用パワー半導体モジュールを発表[20:27 3/18]エレクトロニクス
- テクトロら、アナライザとオシロによるコヒーレントPM-QPSK信号観測を実現[19:58 3/18]エレクトロニクス
- アジレント、光変調アナライザにCD/PMD測定機能オプションを追加[19:36 3/18]エレクトロニクス
- CSR、オーディオ処理とハンドセット向けBluetoothの統合チップを発表[19:11 3/18]エレクトロニクス
- ARM、スマートカード市場向けセキュアプロセッサを発表[18:59 3/18]エレクトロニクス
- MIPSとDMPがAndroid on MIPSで協業[18:46 3/18]エレクトロニクス







