【特集】
ギガメモリ時代のXPチューニング - RAMディスクで快適Windows生活
4 メモリチューニングで快適さを手に入れよう - 入出力用メモリサイズを拡張して高速化
2003/05/23
(3)入出力用のメモリサイズを拡張してファイルシステムを高速化する
ハードディスクに代表されるハードウェアデバイスは、デバイスドライバ経由でデータの読み書きを行っているのをご存じだろうか。具体的に言えば、アプリケーション上でファイルを保存した場合、Win32サブシステムを経由してデバイスドライバに命令が送られハードディスクに書き込みが行われる。
もちろんアプリケーションはその大部分が物理メモリ上に展開されるため、物理メモリ上からデバイスへの伝達領域が重要になってくる。ここで設定する「IoPageLockLimit」は、このデバイスと物理メモリ間の読み込み/書き込みレートの最大値、つまりデバイスドライバが使用できる最大のI/Oバッファサイズを指定するためのキーだ。そのため、ハードディスクへのアクセスが頻繁な場合は、この値を増やすとパフォーマンスが向上することになる。
具体的にはレジストリエディタを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control→Session Manager→Memory Managementとキーをたどって開く。そして、DWORD値「IoPageLockLimit」(存在しない場合は作成する)を開き、「値のデータ」欄の「10進」をチェックした状態で任意の数値を入力した後<OK>ボタンをクリックして設定完了(画面05)。
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| 画面05 DWORD値「IoPageLockLimit」を設定する |
さて、この任意の値というのはバイト単位で設定するものであり、実装している物理メモリ以上の数値を設定することはできない。筆者の環境では512MB以上物理メモリを搭載したマシンは「4000000」、つまりバッファサイズを約4MBに設定している。このあたりはユーザーの好みにも左右される値なので、試行錯誤して自分の環境に見合ったベスト値を見つけ出して頂きたい。ちなみに「IoPageLockLimit」キーがない場合、キャッシュは512KBとなる。
(4)アプリケーション起動用メモリを開放する
最後に紹介するこのチューニング方法は、あまりメリットが多くないので推奨するものではないが、メモリ周りのチューニングということで今回一緒に紹介する。
Windows XPでは、初期設定のアプリケーション起動用メモリとして4MBほどが確保されている。これは、搭載メモリが64MB以下の場合は効率良く使われるが、128MB以上の環境、つまり最近の環境では無駄なスワップ処理が発生してしまう原因となる。同機能を無効にすると、アプリケーション起動用として確保されたメモリを物理メモリとして使用することができるため、若干ながらパフォーマンスアップに繋がるというわけだ。
具体的にはレジストリエディタを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control→Session Manager→Memory Managementとキーをたどって開く。そして、DWORD値「LargeSystemCache」(存在しない場合は作成する)を開き、「値のデータ」欄に半角で「1」と入力した後<OK>ボタンをクリックする(画面06)
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| 画面06 DWORD値「LargeSystemCache」を設定する |
これらレジストリの編集が完了したら、最後にWindows XPを再起動して設定完了となる。
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