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【特集】

Linuxで作るHDDレコーダ - TVもみれてEPGにも対応

9 MythTVのインストール(3)

2004/05/27

海上忍

「setup」を起動

MythTVには、専用のセットアッププログラムが「setup」ディレクトリに用意されている。MySQLのセットアップや/etc/security/console.permsの修正後、以下のとおりコマンドを実行すれば、5つの巨大なボタンが配置されたパネルが表示されるはずだ。

$ cd setup
$ ./setup

「setup」で設定すべき項目は多岐にわたるが、「一般」画面で録画した番組の一時保存領域と「NTSC-JP」を指定すること、「キャプチャカード」画面でV4Lなどのキャプチャデバイスを選択すること、そして「ビデオソース」画面で日本国内の番組情報を取得するコマンドを指定することがポイントとなる。

なお、「ビデオソース」画面で設定を反映すると処理が中断されたように見えるが、端末画面に制御が移っている。適当に処理を済ませて「setup」に制御を戻したあと、シェルから「mythfilldatabase」に続けて「mythfilldatabase --manual」を実行すれば、MythTVの初期設定は完了だ。以降、シェルから「mythfilldatabase」を実行することにより、最新の番組表をデータベースに取り込めるようになる。

「setup」のトップ画面。5項目それぞれについて設定を行う

「一般」の1/5の画面。IPアドレスなどの情報を設定する

「一般」の2/5の画面。動画データの一時保存用領域などの情報を設定する

「一般」の3/5の画面。日本の地上波放送にあわせ「NTSC-JP」と「japan-bcast」を指定する

「キャプチャカード」画面では、キャプチャカードの種類と対応するデバイスファイルを指定する

「ビデオソース」画面では、XMLTV grabber項目に「Japan」を指定すること

$ mythfilldatabase ←20〜30秒ほど待つ
$ mythfilldatabase --manual ←「--manual」オプションを付けて再度実行
Choose a channel name (any string, long version) [NHK総合] ┐
Choose a channel callsign (any string, short version) [NHK] │
Choose a channel number (just like xawtv) 1 ├初期設定
Choose a channel fine tune offset (just like xawtv) [0] │のままでOK
Choose a TV format (PAL/SECAM/NTSC/ATSC/Default) │
Choose a channel icon image (any path name) ┘

「mythfrontend」を日本語で

ローカルでMythTVを起動するには、シェルから「mythfrontend」コマンドを実行し、ローカル用のインタフェースを起動する(※)。すると、フルスクリーンでMythTVのパネルが表示されるはずだ。まずはカーソルキーでボタンを選択し、目的の項目で[SPACE]または[Enter]を押してみよう。たとえば、トップ画面から「TV」→「TVを見る」の順でボタンを押せばテレビの視聴が、「TV」→「録画予約」を押せば番組予約が始まる。処理を中止するには、[esc]を押せばいい。
※:LANG環境変数が「ja_JP.UTF-8」のときにはmythfrontendの起動に失敗するため、「LANG=C mythfrontend」とする必要があるかもしれない。

なお、パネル上の説明文は英語がデフォルトとなっているため、初めてmythfrontendを起動するときには、トップ画面から[Setup]→[Appearance]の順にボタンを押し、「Localization」画面で「Nihongo」を選択してほしい。設定を反映すれば、説明文の大半が日本語で表示されるようになったはずだ。

「Nihongo」を選択すれば、説明文の大半が日本語で表示されるようになる

twmを使おう

mythfrontendはフルスクリーンの状態で起動されるため、ウインドウ枠は必要ない。しかも処理に応じてCPUやメモリを消費するため、リソースを節約したほうがいい。強いて言えば、GnomeやKDEよりtwmなどの"軽い"ウインドウマネージャのほうが適している。たとえば、ウインドウマネージャにtwmを利用しているとき、以下のように「~/.twmrc」を設定していれば、メニューからmythfrontendを起動できるだけでなく、ウインドウ枠も非表示にできる。

このようにメニューへ登録しておけば、簡単に起動できる

~/.twmrc(一部を抜粋)



"mythfrontend" f.exec "LANG=C exec mythfrontend &"


NoTitle {
"mythfrontend"
"mythtv"
}

サウンドミキサーの設定

サウンドカードの設定次第では、音声に関するトラブルがあるかもしれない。今回利用したキャプチャカード(BT878A-PCITV)の場合、LINE-OUTとサウンドカードのLINE-INをケーブルで接続しなければならないのだが、最初は主音量やLINE-INの音量を上げても何も聞こえない、というトラブルに悩まされた。

試行錯誤した結果、原因はミキサーの設定により音声がミュートされていることにあると判明。Fedora Core 2ではサウンドカードドライバにALSA(Advanced Linux Sound Architectureを使用するため、ミキサーの「alsamixer」を起動して「Line」と「Capture」項目の音量を上げ、[SPACE]を押して録音対象に選択(CAPTURと表示される)すると、MythTVで音が出るようになった。利用するサウンドカード/キャプチャカードによっては異なる解決法もあると思うが、音が出ない、という場合には最初にミキサーの設定を見直すべきだろう。

Sound Blaster Live!を搭載する別のマシンで「alsamixer」を実行したところ


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