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【特集】

〜インストールから設定・活用まで〜 すべてが分かるWindows Vista大百科

25 4つのウィンドウデザイン(2)

2007/01/30

米田聡

Windowsスタンダード

Windowsスタンダードは、Windows 2000風のルックスを持つウィンドウデザインだ。

Windowsスタンダードに設定したデスクトップ

画面が旧式になるものの、ウィンドウの操作はAeroに準じている。また、ウィンドウアニメーション等にはWDDMの機能を用いるため、このWindowsスタンダードでもWDDMのサポートは必須になることに注意しよう。

Windowsクラシック

WindowsクラシックもWindowsスタンダードと同様にWindows 2000に類似したウィンドウデザインだ。だが、操作性はAeroに準じており、ルックスの点でもWindowsスタンダードとほとんど見分けが付かない。

Windowsクラシックに設定したデスクトップ

WindowsクラシックとWindowsスタンダードの相違点はハードウェア要件がぐっと低くなる点だ。WDDMを用いた特殊効果は一切利用されず、ウィンドウの移動等にもWDDMの機能が使用されない。そのためグラフィックに対する負荷が著しく減少するのが特徴だ。旧型のノートPC等、他のデザインが重すぎて利用できないような時に選択するデザインと考えてよさそうだ。


以上、4種類のウィンドウデザインを概観した。ご覧になると分かるように、AeroおよびVistaベーシックと、他2つのルックスとの落差は激しく、Windows XP風(Lunaインタフェース風)が用意されていないのはなぜだろうと疑問に感じなくもない。

これは私見だが、恐らくWindows Vistaが目指したユーザーインタフェースは見た目こそ派手ではあるものの、Lunaの正常進化バージョンという位置にあるためだろう。

Lunaインタフェースにおいて、マイクロソフトは、デスクトップやウィンドウ内のアイコンに頼らず主要な操作を<スタート>メニューに集中させること、多くの操作がウィザード風に行えるよう操作性を改善することを目指した。また、操作に伴ってウィンドウ右サイドにコンテキストに応じたリンクを表示する、いわゆる「コンテキストベースのインタフェース」を試みた。

Windows Vistaは、この考え方をいっそう推し進めたものといえる。後で紹介するようにユーザー操作の大部分が<スタート>メニューに集約され、アイコンに頼らないユーザーインタフェースデザインになっている。また、設定等の日常作業は、新設された「ウェルカムセンター」を基点に、行いたい内容に応じたリンクをクリックして目的の設定等に進み、かつ、いつでも元に戻れるというウィザード風の操作を大々的に取り込んでいる。

要するにWindows Vistaの操作性は、Lunaを先に進めたものといってよく、そのためLuna風、Windows XP風のウィンドウデザインが用意されなかったのだろうと推察している。


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